原発閉塞隅角症

以前にも述べました通り、「緑内障の本態は進行性の網膜神経節細胞の消失とそれに対応した視野異常である緑内障性視神経症(glaucomatous optic neuropathy: GON)」です。そのため、従来の(房水の流出路である隅角が狭いタイプの緑内障である)原発閉塞隅角緑内障と呼ばれていたカテゴリーの中で、視神経が障害を受けていない一群を「原発閉塞隅角症」と呼ばれるようになりました。以下に緑内障診療ガイドラインの記載を示します。

(1)原発閉塞隅角症疑い(primary angle closure suspect: PACS)
原発性の隅角閉塞があり、眼圧上昇も、器質的な周辺虹彩前癒着(peripheral anterior synechia: PAS)も緑内障性視神経症も生じていない、すなわち非器質的隅角閉塞(機能的隅角閉塞、appositional angle closureとも呼ばれる)のみの症例。

(2)原発閉塞隅角症(primary angle closure: PAC)
原発性の隅角閉塞があり、眼圧上昇または器質的な周辺虹彩前癒着を生じているが緑内障性視神経症は生じていない症例。

(3)原発閉塞隅角緑内障(primary angle closure glaucoma: PACG)

原発性の隅角閉塞があり緑内障性視神経症を生じた症例。

緑内障診療ガイドライン(第三版)

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

*