Preperimetric glaucomaの経過

以前にも述べましたように、緑内障にはpreperimetric glaucomaと呼ばれる疾患群があります。緑内障診療ガイドライン(第三版)によれば、「眼底検査において緑内障性視神経乳頭所見や網膜神経線維層欠損所見などの緑内障を示唆する異常がありながらも通常の自動静的視野検査で視野欠損を認めない状態をpreperimetric glaucomaと称することがある。」と記載されています。多くの疾患について当てはまると思われますが、人体は形態的異常(各種画像検査データなど)が生じてから機能的異常(自覚症状など)が生じます。緑内障においても、一般的に視神経障害が生じてから視野障害が生じます。すなわち、preperimetric glaucomaとは、形態的異常はみられるけれども、機能的異常がみられない状態であり、緑内障の一歩手前の状態と言えます。

本研究では、眼圧が統計学的に正常域にあるpreperimetric glaucomaに対して眼圧下降治療を長期間行った結果、それでも緩やかに眼底の異常および視野異常の進行がみられたという報告です。これらの危険因子として、乳頭出血(緑内障性視神経障害の代表的な所見です)とベースライン眼圧から20%以上の眼圧下降をみられなかった例を挙げています。

http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/24456145

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