白内障手術712件、緑内障手術7件、硝子体手術24件、硝子体注射181件、網膜光凝固術48件、隅角光凝固術4件、虹彩光凝固術9件、後発白内障手術79件、眼瞼内反症手術7件、霰粒腫摘出術4件、翼状片手術9件、眼瞼下垂手術9件、結膜肉芽腫摘除術5件。
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多焦点眼内レンズを用いた水晶体再建術につき
この度、当医院において、表題についての先進医療の届出が受理されましたので、告知いたします。
1. 先進医療について
先進医療は、健康保険法等の一部を改正する法律(平成18年法律第83号)において、「厚生労働大臣が定める高度の医療技術を用いた療養その他の療養であって、保険給付の対象とすべきものであるか否かについて、適正な医療の効率的な提供を図る観点から評価を行うことが必要な療養」として、厚生労働大臣が定める「評価療養」の1つとされています。 具体的には、有効性及び安全性を確保する観点から、医療技術ごとに一定の施設基準を設定し、施設基準に該当する保険医療機関は届出により保険診療との併用ができることとしたものです。
2. 多焦点眼内レンズについて
多焦点眼内レンズとは、無水晶体眼の視力補正のために水晶体の代用として眼球後房に挿入される後房レンズである点では、従来の単焦点眼内レンズと変わりはありません。
しかし、単焦点眼内レンズの焦点は遠方又は近方のひとつであるのに対し、多焦点眼内レンズはその多焦点機構により遠方及び近方の視力回復が可能となり、これに伴い眼鏡依存度が軽減されます。
術式は、従来の眼内レンズと同様に、現在主流である小切開創から行う超音波水晶体乳化吸引術で行います。
院長が執筆した英文論文が発行されました。
眼圧は右眼⇒左眼の順に測定すると左眼圧が低く算出されることが示唆されています。原因は最初の眼圧測定が不慣れであったり、強い目つぶりが生じたり、等、様々な仮説があります。今回、緑内障214例428眼について、右⇒左⇒右⇒左もしくはその逆の順番で眼圧測定を行うと、左右眼にかかわらず、測定順に眼圧が下降し、その眼圧変動の原因として、プロスタグランジン関連薬投与が示唆されました。プロスタグランジン関連薬による眼瞼の変化が、眼圧変動に関係するものと考えました。下記リンクから、当該論文が閲覧できます。
講演会の座長を務めました
2018年8月29日ニューオータニ長岡において、当院副院長福島と院長八百枝が座長となり、中越眼科疾患講演会が催されました。演者は武蔵境眼科医院副院長、東京医科大学眼科兼任講師であられる村松大弐先生と、東京慈恵会医科大学眼科学講座主任教授中野匡先生のお二人でした。各々、糖尿病黄斑浮腫および緑内障治療につきご講演賜りました。中越地区の眼科医その他30名強が集まる盛会でした。大変勉強になる会となり、関係各位には深く御礼申し上げます。
本日より第二駐車場がオープンします。
医院正面の道路向かって右側(旧医院跡地)に第二駐車場が完成しました。現医院駐車場と併せて38台収容可能となります。


もうすぐ第二駐車場が完成します。
特に午前中の診療において、駐車場不足で皆様方には大変ご迷惑をおかけしておりましたが、来週には旧医院跡地に第二駐車場が完成します。現在25台の駐車スペースがありますが、13台増えて、計38台収容可能となります。第二駐車場が完成しましたら、改めてご連絡申し上げます。
米国学会発表につき
2018年4月29日~5月3日にホノルルで開催されるThe Association for Research in Vision and Ophthalmologyにおいて、川崎医科大学三木淳司教授が筆頭演者である「Macular choroidal thickness before and after amblyopia treatment in anisometropic amblyopia using swept-source optical coherence tomography」が採択されました。当院院長も共同演者として名前を連ねさせて頂きました。
平成29年度の手術件数
当院における手術件数は以下の通りです。
if白内障手術 522件
硝子体手術 20件
緑内障手術 11件
硝子体内注射 159件
内反症手術 13件
翼状片手術 10件
霰粒腫摘出術 9件
網膜光凝固術 53件
虹彩光凝固術 10件
隅角光凝固術 3件
後発白内障手術 98件
年末年始の休診につき
2017年12月29日金曜日~2018年1月3日水曜日まで休診となります。
皆様方にはご迷惑をおかけしますが、 よろしくお願い申し上げます。
炭酸脱水酵素阻害薬と交感神経β遮断薬の配合点眼液について
緑内障治療薬について、近年異なった眼圧下降作用を有する薬剤を配合した、配合点眼液が実臨床上広く用いられています。炭酸脱水酵素阻害薬と交感神経β遮断薬の配合点眼液には、コソプト配合点眼液とアゾルガ配合懸濁性点眼液があります。本論文では、プロスタグランジン関連薬点眼中の緑内障症例に対し、両点眼液を無作為に追加投与したところ、眼圧下降効果や安全性に大きな違いがなかったと報告しています。本研究は他施設スタディで、当やおえだ眼科も参加させて頂きました。