視神経乳頭陥凹拡大と緑内障疑い

ドックや健診などで眼底写真撮影がなされ、読影者により緑内障性の眼底変化があると判断された場合、「視神経乳頭陥凹拡大」または「緑内障疑い」という記載がなされます。基本的には同義です。前述した通り、「緑内障の本態は緑内障性視神経症であり、原則として確定診断は視野所見による」ため、眼底写真のみでは、明らかに緑内障性変化がみられても、「緑内障」という確定診断はしません。また、緑内障における最も特徴的な眼底変化は「視神経乳頭陥凹拡大」です。どちらの記載であっても、「緑内障が疑われますよ」という意味ですので、ぜひ眼科に受診して頂き、精査を行って頂きたいと思います。

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