眼病とサプリメント

昨日も診療中にご質問がありました。「納豆って目に悪いんですか?」。血流を良くするという意味で、いい効果もありそうですが、出血傾向も増えそうで、いいとも悪いとも言い難いです。その後自分なりに調べてみたのですが、特に研究がなされているという訳ではないようです。

「ブルーベリーが目にいい」という話はよく聴きます。しかしながら、はっきりとした研究結果が出ている訳ではありません。とは言え、個人的にはサプリメントを使用することは基本的には否定しません。と言いますのも、「日常生活の中で、自分の眼を何とかしたい!」という意志は尊重すべきと思うからです。病気に関心を持つ、ということは治療を成功に導くいいきっかけだと思いますし、そのような人ほどアドヒアランスがいいと考えるからです。更には、いろんな生活習慣やサプリメントなどを試すことによって、何が効いて何が効いてないかを類推し、それが後々きちんとした研究成果に表れることもありうるからです。

注意すべき点は三つあります。ひとつは、基本的には、医療機関で処方される薬物は、それなりに根拠があって使用される訳で、それら薬物を否定して、根拠の薄いサプリメントを求める姿勢はよくないと思われます。一つは、高額なサプリメントは控えるべき、ということです。あくまで日常生活の中で、負担がない程度に抑えるべきです。最後の一つは、理屈上効くと思われていたサプリメントが、後に逆効果が示される可能性があり、十分な配慮が必要ということです。加齢黄斑変性に効くと考えられていたβカロテンが、喫煙者には癌を風発する作用を有することが示されたのが一例です。何事も程々に、と思われます。

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