抗血管内皮増殖因子阻害薬と緑内障

近年、加齢黄斑変性や網膜静脈閉塞に伴う黄斑浮腫に対する治療は、抗血管内皮増殖因子阻害薬の硝子体注射が主流となってます。本治療は、長期間の有効性が少ないため、繰り返し行うことが多いことが特徴となっています。昨年同薬の繰り返し投与で、眼圧が上がるという報告がなされました。

http://www.aaojournal.org/article/S0161-6420(11)00755-X/abstract

原因は、注射そのものの炎症や薬物毒性による線維柱帯の障害などが考えられていますが、最新の報告では、繰り返し投与自体は眼圧に影響しないことが示唆されました。しかしながら、一部の症例で眼圧が上がるため、モニタリングは必要となります。

http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/24561173

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