今日の長岡市は晴れです。新医院の駐車場のアスファルト舗装が終わったようです。新医院では、22台の駐車が可能です。
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医院移転のご案内
平成26年6月より、現在建築中の医院(旧林医院跡地)に移転する運びとなりました。以下に今後の詳細につきご連絡申し上げます。
l 休日当番日である平成26年5月25日(日)をもって現医院を閉院する運びとなります。
l 平成26年5月26日(月)~5月31日(土)までは移転準備のため、休診とさせて頂きます。
l 平成26年6月2日(月)より新医院での診療を開始いたします。
l 新医院住所、電話番号は下記になります。
〒940-0053 長岡市長町2-1649-1
電話(0258) -32-0833(現在と同じです)
l 移転に伴い、医院の名称は、昭和8年より続いた「眼科八百枝医院」から「やおえだ眼科」に改名いたします。
l 新医院におきましては、日帰り白内障手術・硝子体手術・緑内障手術に対応いたします。
l 診察時間につきましては、午前は8時30分~12時、午後は14時30分~17時30分に延長します。但し、水曜日午後は手術日にあてますので、原則外来は行いません。
l 新医院の内覧会につきまして、平成26年6月1日(日)9時~16時に執り行わせて頂きます。詳細につきましては別途ご連絡申し上げます。
私ども一同、心を一つにして一層地域医療に力を尽くす所存であります。皆様方におかれましては、今後とも変わらぬご指導ご鞭撻を賜りますようお願い申し上げます。
網膜静脈拍動と乳頭出血
眼底を精査すると網膜静脈の拍動をみかけることがあります。古典的には、拍動がなかった場合に、頭蓋内圧亢進を疑う必要があると言われており、眼循環の低下のサインとも考えられています。一方、乳頭出血は緑内障の発症や病期の進行を示唆する重要な所見であるものの、網膜神経節細胞の障害に伴い発生する所見なのか、出血後の循環不全に伴い、網膜神経節細胞が障害されるのか未だはっきりとはわかっておりません。
本論文では、網膜静脈の拍動は開放隅角緑内障眼の60.7%にみられ、拍動がみられなかった例では、低い未治療時眼圧、眼軸長、視野障害と関連があったものの、乳頭出血とは関連がなかったと報告しております。
落屑症候群と葉酸
全身のあらゆる部位に落屑物質が沈着する落屑症候群は、眼においては白内障や緑内障を引き起こすことが多く、是非とも予防したい疾患群です。
本論文では、葉酸の摂取が、落屑症候群の予防に有用であることを示唆しています。
本日の新医院
睡眠時の体位による緑内障性視野障害の違い
一般的に原発開放隅角緑内障においては、片眼性であることは少なく、視神経や視野障害の程度、更には障害の進行速度にも左右眼で類似する傾向にあることはよく知られています。一方で、稀に左右眼同等の眼圧であっても、視神経、視野障害に左右眼で大きな差がみられる症例もみることがあります。
本論文では、視野障害の程度に差がある症例において、視野が悪い方の眼を下にした側臥位をとって睡眠する傾向があったと報告しています。最近の他の報告でも、下の方の眼が眼圧が高めであることが示されており、そのようなことが理由と考えられます。
やおえだ眼科のロゴタイプ
視力障害と生活習慣
Beaver Dam Eye Studyという、5000人(43歳~84歳)を対象とした大規模な前向き研究が、アメリカで行われており、現在まで多数の有益なデータが公表されています。米国眼科学会によると、本研究で、1988年~2013年まで、視力障害の発症率と生活習慣の関連について調べた結果、この20年間強の間で視力障害の発症率は5.4%で、座る生活が多い人では6.7%の人が視力障害になったのに対し、週3回以上運動する習慣があった人は2%のみが視力障害になったと報告しています。また、非飲酒者の視力障害発症率は11%であるのに対し、週1回未満の機会飲酒者の発症率は4.8%であったと報告しています。
本日の新医院
閉塞隅角緑内障眼の屈折について
眼の屈折をおおざっぱに区分すれば、近視は眼球が大きいために入射光の焦点が網膜面より手前にある状態で、遠視はその逆となります。そのため一般的には遠視は眼球が小さいために、房水流出路である隅角もコンパクトで、狭いことが多く、流出路抵抗が上昇しやすいため、閉塞隅角緑内障眼になりやすいと言われています。とは言え、近視眼の閉塞隅角緑内障も、実際には散見され、そのような例では、眼球が大きいにもかかわらず、狭隅角であったり、浅前房であったりします。
本論文では、アジア人の閉塞隅角緑内障眼をしらべたところ、22%が近視であったことを報告しています。アジア人は他の人種に比べて近視が多いことが知られており、かつ経年的に近視化が進んでいるため、近視眼の閉塞隅角緑内障が増加してくることが予想されます。
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/24679835