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緑内障とは?

緑内障がどんな病気であるのかを定義するのはとても難しく、各国の緑内障のガイドラインの中で、定義が書かれているのは日本だけで、「緑内障は、視神経と視野に特徴的変化を有し、通常、眼圧を十分に下降させることにより視神経障害を改善もしくは抑制しうる眼の機能的構造的異常を特徴とする疾患である」とあります。多くの方にはとっつきにくい表現と思いますが、緑内障の多くは眼圧が健常人の正常範囲内にあることが一因と考えます。緑内障の本態は「進行性の網膜神経節細胞の消失とそれに対応した視野異常である緑内障性視神経症」であり、近年では眼圧が高いことよりも視神経障害が存在することが緑内障の定義となりつつあると考えます。

緑内障診療ガイドライン(第三版)

専門は緑内障です。

院長の専門は緑内障です。経歴でもお示しいたしました通り、眼科医になってからの多くの診療時間を新潟大学の緑内障外来、病棟、手術に携わらせて頂きましたし、学会発表のほか、執筆した原著や論文、総説、教科書の多くが緑内障関連のものです。また、日本緑内障学会緑内障診療ガイドライン(第三版)においては作成委員会の委員を務めさせて頂きました。しかしながら、まだまだ分からないこと、知りたいこともあり、新しい論文の情報収集や論文作成のお手伝いを通じ、スキルを高めていく所存です。今後ともよろしくお願い申し上げます。

日本緑内障学会緑内障診療ガイドライン(第三版)