2040年の緑内障有病率について

緑内障有病率について、各国間や人種差などの影響を考慮して、一般化させて推定することは極めて困難なことです。本論文は、過去のデータ(50の論文)を階層ベイズモデルを用いて一般化させた報告です。40~80歳までの緑内障有病率は全世界で3.54%で、原発開放隅角緑内障はアフリカで多く(4.20%)、原発閉塞隅角緑内障はアジアで多く(1.09%)、現時点で6430万人の人が緑内障であることが推定されますが、2020年には7600万人、2040年には11180万人に増加することが推定されました。条件付き確率を用いた統計学的手法によると、男性は女性より、アフリカ人はヨーロッパ人より、都会に住む人は田舎に住む人より、原発開放隅角緑内障になりやすいと報告しています。

http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/24974815

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