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緑色葉野菜と緑内障

一酸化窒素は房水流出抵抗の減弱や網膜循環の改善をもたらすと言われ、あたらしい緑内障治療の一つとして有用である可能性が示唆されています。食生活においては、硝酸塩を多く含む緑色素野菜の摂取が緑内障の病期の進行抑制に有用であることが考えられています。本論文では、1678713人を追跡調査したところ、1483人が原発開放隅角緑内障になったものの、緑色素野菜を約240mg/日摂取した群では、緑内障の発症が21%少なかったと報告しています。 Association of Dietary Nitrate Intake With Primary Open-Angle Glaucoma A Prospective Analysis From the Nurses’ Health Study and Health Professionals Follow-up Study

緑内障と眼圧日内変動

緑内障診療ガイドライン(第三版)によれば、「緑内障に対するエビデンスに基づいた唯一確実な治療法は眼圧を下降すること」ですが、眼圧は血圧や体温などと同じく日内変動があることが知られています。まだ議論があるものの、この眼圧変動幅の大きさが緑内障発症や病期の進行と関連する可能性はいくつかの報告でなされており、緑内障治療薬においても、その変動幅を小さくさせるよう薬物の投与回数や濃度などで工夫がなされています。 本報告は、緑内障治療薬の中で、プロスタグランジン関連薬のみがわずかに変動幅を下げるにすぎず、多くの薬物では変動幅に影響がなかったとしています。 Glaucoma medications don’t affect circadian IOP patterns