白内障手術は、濁った水晶体を除去して、人工の眼内レンズに入れ替える手術ですが、眼内レンズの度数については、患者さんの希望などに応じて術前に予測して決定されます。しかしながら、術後に予測値からはずれてしまい、強い度数の眼鏡装用が必要なケースもあります。ただし、近年では、検査機器の精度の向上や、度数の換算式の改良などにより、そのような度数のずれを起こすケースが少なくなっています。
本論文では、白内障術後90日以内には94%の例で、術前に予測した度数にほぼ合致した度数が得られたと報告しています。
http://www.aaojournal.org/article/S0161-6420(13)00842-7/abstract