緑内障の中で多数を占める病型である、原発開放隅角緑内障に対する治療について、緑内障診療ガイドライン(第三版)では、「プロスタグランジン関連薬や交感神経β遮断薬が優れた眼圧下降効果と良好な認容性により、第一選択薬として使用されている」と示しています。過去の報告をシステミックレヴューやメタ解析を用いて検討した本論文によると、優れた眼圧下降効果を有した第一選択薬はプロスタグランジン関連薬であるビマトプロスト、ラタノプロスト、トラボプロストが挙げられ、この3つの薬剤については大きな相違はなかったと報告しています。