エストロゲンは網膜神経節細胞の保護作用や眼圧下降作用があることが示唆されているホルモンのひとつです。
本論文では、閉経後の女性にエストロゲンによるホルモン治療が行われた群では、原発開放隅角緑内障発症の危険性が低かったと報告しています。
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/24481323
エストロゲンは網膜神経節細胞の保護作用や眼圧下降作用があることが示唆されているホルモンのひとつです。
本論文では、閉経後の女性にエストロゲンによるホルモン治療が行われた群では、原発開放隅角緑内障発症の危険性が低かったと報告しています。
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/24481323
♂→♀の性別移行者にホルモン療法で女性ホルモン投与を行うことがありますが若いうちに投与開始がされた人はそれなりの年齢に達しても見た目が極端に若い人がしばしばいます
先生の周りにそういう人がいるかはさておいて…
先生の今回の記事を読んでどこか被ると思ったものでコメントさせていただきました
しかしその類いの人は血栓などのリスクも高く生保はなかなか加入出来ません
コメントありがとうございます。ホルモン療法は緑内障に影響を与えると考えられ、種々の研究がなされているようですね。
こんにちは。緑内障で卵巣脳腫をもっており、片方の卵巣を切除しようかと考えている46歳です。片方の卵巣が残っていればホルモンは分泌されるとはいわれていますが、多少の機能は低下するとも・・・。エストロゲンの減少が加速し緑内障に影響しないか心配です。何かご存知のことがあれば教えてください。
こんにちは。両側の卵巣摘出をしても緑内障発症の危険性は高まらないというデータがあります。緑内障に対するエストロゲンの影響は、あったとしても微々たるものですので、ご心配なさらず、と思います。
米国眼科学会で、3年以上ピルを飲むと緑内障のリスクが倍になると言っていると読みました。
ピルは黄体ホルモンも入っているしホルモン補充療法とは含有量も違うとは思いますが、正反対の結果なのですね。
ホルモン補充療法はやらなきゃならない医療ではないので、緑内障のリスクが減るなら考えてもいいし、増えるならやめておくし、という場合もあると思うので、研究が進むといいなと思います。
りんご様、米国眼科学会の結果は存じ上げませんでした。ご教示ありがとうございました。エストロゲンは眼圧が下がる可能性もありますが、血栓ができる可能性もあります。ご指摘通り濃度や婦人科系疾患の有無などに依存する可能性があるかと思います。